| What the study design on the efficacy and/or effectiveness of influenza or covid-19 vaccination should be ?
 
 新型コロナウイルス感染症に対するワクチン、
 あるいは、インフルエンザ・ワクチンの効果とは?
 また、その効果に関する研究デザインはどうあるべきか?
 
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                        | 講 師: | 丹後俊郎(医学統計学研究センター) | 
                      
                        | 日 時: | 令和3年3月11日(木)   PM1:30〜PM5:00 | 
                      
                        | 内 容: | 国内外で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンの開発が進んでおり、すでに多数の患者を対象とした第III相臨床試験を開始した開発グループも登場している。最近、米製薬会社ファイザーと独BioNTechが共同開発している新型コロナワクチンが、第III相臨床試験で90%以上の高い有効性を示したと発表したが、90%とは一体どのような意味があるのだろうか? 
 話は少々古くなるが、1987年に作成された「インフルエンザ流行防止に関する研究班」の報告書を、当時の公衆衛生審議会が検討し、同年に意見書を公表しているが、その骨子は「個人に対しては発病防止効果,重症化防止効果などの点で利益を与えている」という内容であった.しかし、丹後、他(1990、日本公衛誌)は、小学生を対象とした類似の調査データを再解析することにより、厚生省研究班が示した効果が、実は、児童の「普段の健康度」に交絡した「見かけの効果」、であった可能性が強いことを示した。
 
 それから約30年経過した現在の状況はどうだろうか?最近は、病院を自分の意思で受診した患者さんだけを対象としたTest Negative Designによる研究が世界的に増加している。つまり、医師の日常の診療活動の中で実施できる「楽な研究デザイン」である。そのデザインから推定される有効率は、例えば、43%などと推定される。ここでも、この43%とは何を意味するのだろうか?
 
 本セミナーでは、昔から論争が絶えない「インフルエンザ・ワクチンは効く、効かない」の議論ではなく、「インフルエンザ・ワクチンの有効性に関する研究」、最近の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンの開発」などを例に挙げて、一般国民にも理解でき、かつ、適切な推定結果が得られるための研究デザインはどうあるべきか、について解説するとともに、参加者の皆さんと議論したい。
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                        | 参考書籍: | ★丹後俊郎著「統計学のセンス −デザインする視点・データを見る目」朝倉書店、1998 ※ 参考書籍は必須ではありません
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                        | 参加費: | 参加申し込み区分(税込): A:アカデミック              1万円  (大学・病院・大学に所属する研究機関所属の方 )
 B :ノン・アカデミック 2万円
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                        | 最小・最大 催行人数:
 | 最小催行7名(開講7日前までに最小催行人数に達しない場合、中止となる場合がございます。不催行になった場合、メールにてご連絡させていただきます。 あしからずご了承下さいませ。)
開催が決定いたしました。(1/12)
 最大20名(受付締め切り先着順)
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                        | セミナーについての 注意点・お願い・
 キャンセルポリシー:
 | Zoomを利用し、丹後がリアルタイムで講義を行うライブ配信形式となります。通常の対面形式セミナーと同様、進捗確認、質疑対応をしながらセミナーを進め、細かいフォローが出来るよう、上限定員を20名と致します。 
 参加申込者1人に対し、1人でご参加いただき、複数人での受講はご遠慮下さい。複数人の参加者が1台のPCを共有しての参加はお断り致します。
 
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 参加申し込みいただいた方には、「セミナー参加申込受付完了」のメールをお送り致しますので、申し込み後数日たってもこれを受信しない場合は、確認のご連絡をお願い致します。
 
 
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 開催日の10日前(3/1(月))までにお振込みください。※請求書を希望される方、備考に記載願います。請求書によるお支払いの場合で、振り込みが3/1以降になる場合は、入金予定日をご連絡いただければ問題ございません。
 
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 ご入金がお済みでない場合>2/19以降キャンセルの方にキャンセル料請求書をお送り申し上げますので、キャンセル料をお振込み願います。
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                        | 参加申込方法: | 参加希望の方で、上記にご了解をいただけます方は、3/1(月)までに、E-mailにて事前申込をお願い致します。 
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